ハイボールにおすすめのウイスキー選び方
ウイスキーの種類と特徴
テイスティングの際、ウイスキー選びにおいてその種類と特徴を重視します。例えば、スコッチやバーボン、ライウイスキーなど、各種ウイスキーが持つ独自の風味や香りを理解することは、ハイボールにおすすめのウイスキーを選ぶ際に不可欠です。
価格帯別おすすめウイスキー
価格はウイスキー選びにおいて重要な要素です。日常的に楽しむハイボールにはコストパフォーマンスに優れたウイスキーを選び、特別な日には少し高価でも特徴的な味わいのウイスキーをおすすめします。例えば、手頃な価格のジムビームやブラックニッカは日常的なハイボールに最適です。
個人的にリピートしているコスパが良く国産ウイスキーなのは、以下3種です。
サントリー 角
どんな味か?と問われるとちょっと答えにくいのですが、重さと甘さのバランスがとれていて、後味もスッキリとしているウイスキーと思います。
サントリーHDさんの公式HPより引用する『山崎と白州蒸溜所のバーボン樽原酒をバランス良く配合し、甘やかな香りと厚みのあるコク、ドライなあとくちが特長のウイスキー』ということで、『角がまずい』だったり『苦手』といった意見はありまり聞いたことがありません。万人受けするハイボール用のウイスキーかなと思います。
ブラックニッカ リッチブレンド & ディープブレンド
ブラックニッカ クリアもあるんですが、少し値段をかけてこちらの2本のどちらかを購入するのをおススメします。
リッチブレンドかディープブレンド、どちらを選ぶかについてですが、その名の通り、ディープブレンドの方が少しスモーキーを感じて重いイメージです。リッチブレンドは少しフルーティーな感じですね。公式ではロックorハイボールを推奨しているみたいです。
管理人としては、どちらもハイボール飲みを推奨していますね。
ブラックニッカ 各種と果実で漬け込みウイスキーも
こちらは公式が漬け込みレシピを作っていて、全種類は流石に試していませんが、何個か試した結果として、どれも美味しかったですね。
イチゴ系のレシピ、リンゴ系のレシピが飲みやすくて、おそらくウイスキーが苦手な方でも美味しく飲めると思います。是非一度ためしてみてください。
キリンウイスキー 陸
甘さがあってのみごたえがあるウイスキーとなっています。
アルコール度数も50%と通常のウイスキーより、高めの設定がされていて、飲んだ時の重厚感があります。作る時の注意点としては、元々のウイスキーが濃いので、いつもと同じ度数を狙う方は規定よりもウイスキーを少な目にするか、ソーダを多めにいれてくださいね。
産地によるウイスキーの選び方
ウイスキーの産地も選択の重要な基準です。スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、日本など、各国が生み出すウイスキーは独自の特徴を持ちます。例えば、日本のウイスキーはそのバランスの良さからハイボールにおすすめされることが多いです。
ハイボールに合うウイスキーの特徴
スモーキーなウイスキーの魅力
スモーキーなウイスキーはハイボールに独特の深みを加えます。スコッチの中でも特にアイラ島のウイスキーは、ハイボールにおすすめされることが多いです。その独特のピートの風味は、炭酸と合わさることで新たな味わいを生み出します。
ラフロイグ
初心者におススメとか言っておいて、コレかよ、っていう意見やハイボールで飲むにはもったいないといった意見があると思います・・・。
しかし、私がアイラモルトで強烈なスモーキーさがありながらも、徐々に慣れていったのも、この一本です。その鮮烈な匂いに、好き嫌いが分かれますが、飲む機会がありましたら、まずはハイボールで飲んでみてください。
慣れてきたり、美味しく感じた方は、ロックやストレートといった飲み方も試してみてください。ちなみに僕の人生単位の話しですが、ウイスキー飲まれる人でラフロイグ好きですって人は一人しか見たこと無いです。
ネットの感想とか見てると好きな方は結構見るんですけど、現実でラフロイグが、特に好きって人は、一人しか出会ってませんね。
タリスカー 10年
アイラモルトでは無いが、潮の香りが癖になるウイスキーです。
こちらも最初は癖があって飲みにくいなぁ・・・って思っていたんですけど、気づけば飲みきっていて、タリスカーストームを間髪入れずに購入していましたね。
公式がスパイシーハイボールの作り方を出しているので、是非これを作って、ステーキを食べる時に、あわせて飲んでみてください。
グランツ トリプルウッド スモーキー
コスパが良く、スモーキー感を手軽に感じたい方におススメです。
正直な話、スモーキーさはあまり感じられませんが、コスパが良く、適度なスモーキーで非常に美味しいハイボールが出来ます。定期的に飲みたくなる一本ですね。自分は近所のやまやで購入してましたので、是非お近くの店舗を一度みてみてください。
フルーティーなウイスキーの選び方
フルーティーなウイスキーは、ハイボールをフレッシュで軽やかな味わいにします。特に、アイリッシュウイスキーや一部のアメリカンウイスキーは、そのフルーティーさからハイボールにおすすめです。
グレンフィディック 12年
リンゴを彷彿させる様な香りで飲んでいると心地よい気分にさせてくれます。洋梨を彷彿させるような味わいとコメントしている方もいるので、もしかしたらそっちの方が正しいかもしれません・・・。
しかし、フルーティーな感じでハイボールで飲んでも良いですが、ストレートやロックでも美味しく飲めます。万能なウイスキーだなといった感想です。
バスカー アイリッシュウイスキー ブレンデッド
低価格帯でフルーティーさを感じれるウイスキーといったら、このウイスキーは外せないですよね。ハイボールってどうしてもボトルが空くスピードが早いと思ってます。そのため、手頃な価格の自分に合うウイスキーを見つけるのが一番です。
グレンモーレンジィ
フルーティーな感じといったら、このウイスキーは外せない気がします。種類が多くて、どれ買ったらいいの?って人はまずはグレンモーレンジィ オリジナルを買ってみてはいかがでしょうか?
柑橘系の香りと甘味がマッチしていて、初心者にも抵抗なく飲める一品だと思います。
ちなみに少し高いので、ハイボール好きになってきたな、ちょっと高めのウイスキーに手を出してみたい、等が出てきたら是非試してみてください。
ブレンデッドウイスキーとシングルモルトの違い
ブレンデッドウイスキーは、異なる種類のウイスキーをブレンドして作られ、一般的にバランスが取れており飲みやすいのが特徴です。これに対し、シングルモルトは一つの蒸留所で製造されたモルトウイスキーのみを使用し、より複雑で深い味わいが楽しめます。ハイボールは、その日の気分に合わせた飲み方が出来るのが強みです。
関連記事:初心者におススメのウイスキー
ハイボールの美味しい作り方
グラスとウイスキーの冷やし方
プロのバーテンダーは、グラスとウイスキーを冷やすことの重要性を強調します。冷やしたグラスには氷を入れ、それにウイスキーを注ぐことで、ハイボールの味わいが引き立ちます。グラスを冷やすことで、氷が溶けにくくなり、ウイスキーの薄まりを防ぎます。
一手間ですけど、出来ればやってほしい
グラスに氷を入れたら、グラス自体を冷やすために、氷をバースプーンもしくはマドラーで何回か混ぜてください。そうするとグラスの温度が下がり、少し氷が溶けるはずです。その水を捨ててから、ウイスキーを注いでみてください。
ワンポイントアドバイス
炭酸水と氷の温度差を近づけることが一番大事です。
理由としては、極端な話し、炭酸水がぬるいと氷に触れた時に過剰に炭酸が抜けてしまうからです。そのため、しっかりとウイスキー、グラス、炭酸水を冷やすことで、キレがあるハイボールになると僕は思っています。
氷は透明なものを使用してください
氷は売ってある中身が透明なものをなるべく使用してください。水道水をただ凍らせただけでは、不純物が存在し、氷自体に匂いがあるため、純粋にハイボールが楽しめないと思います。
お店で買うのが嫌な方は自作する方法があるのですが、ちょっと長くなってしまうので、別記事で書きたいと思います。簡単に方法を述べると、大きく凍らせて中心が凍る前に、中の液体を取り除くと、透明な氷が製氷できます。
それか、丸氷などを製氷できるキットの中には、透明な氷を作成するものもあるので、それもおススメですね。
氷が無い場合(神戸ハイボール)
氷が無い場合は、炭酸水とウイスキーをキンキンに冷やして、ウイスキーを注いだら、グラスを少しずつ回しながら、ゆっくりと炭酸水を注いでください。
俗に言う、神戸ハイボールってやつですね。
氷が無いため、ハイボールが薄くならないが、ゆるくなりやすい点が特徴のハイボールです。個人的には、氷作るのも面倒だから、この形式で飲もうってのは良くありましたね。
一杯の量が多いと、最後の方にぬるくなっちゃうので、ある程度飲み切りやすいグラスで作るのが、美味い神戸ハイボールを作るコツかな?と思ってます。
炭酸水の注ぎ方
炭酸水を注ぐ際には、氷に直接当たらないようにゆっくりと注ぐことがポイントです。これにより、炭酸が抜けにくくなり、シュワシュワとした食感がハイボールに長持ちします。炭酸水を注ぐ速度と角度に注意して、理想のハイボールを作りましょう。
黄金比について、ウイスキーと炭酸水の比率って?何対何で作ればいいの?
結論は好みです、となるのですが、一般的には1:3~4だと思っています。私は大体9%前後になるように炭酸水を注いで作りますね。
すぐ飲み切らないから、氷が溶け始めて、度数が少し下がっていくのを加味すると、ちょっと濃いめが適切と思っています。
アレンジレシピ
ハイボールは、レモンやライムのスライス、ミントの葉、炭酸水の代わりに、ジンジャーエールを使うなど、様々なアレンジが可能です。プロは、これらのアレンジを通じて、ハイボールに個性と変化を加えることをおすすめします。
かなりのアレンジがあるので、全部ご紹介!と言いたいところですが、そうもいきませんので、安いウイスキーでハイボール向けのものにはレモンを加えるのがおススメです。
角ハイボールにレモンは相性が抜群で、レモンの味がハイボールに入るのが嫌だ、という方は、レモンの皮をピーラーで向いて、それをグラスに絞ると表面からレモンの香り成分がグラスに付着するので、それだけでも全然違います。
絞ったレモンの皮は、最後にグラスに浮かべるとオシャレで雰囲気も出るので、是非やってみてください。
ハイボールに適していて、ちょっと複雑な味わいがあるウイスキーには、個人的な意見ですが、レモンなどのアレンジは蛇足かな?と思っています。
シンプルにウイスキーと炭酸水で完結している気がしますので、まずはノーマルな飲み方で飲まれる方が良いはずです。
炭酸水メーカーについて
炭酸水を買いに行くのが面倒だったのと、コスパが圧倒的に良いということで、当時 drinkMateさんの142Lガスシリンダーが使えるタイプを購入しています。
使用感については、可もなく不可もなくっていうのが正直な意見ですね。他社製品であるソーダストリームさんは使用したことが無いので、なんともいえませんが、僕が購入したタイプが炭酸ガスの注入を手動で入れるタイプですので、強炭酸が作りたいけど、ある程度感覚で、多分入れすぎてる気がするんですよね。
出来上がった炭酸水に関しては、次の日も美味しく飲めるぐらい炭酸は強いんですけど、ウィルキンソン炭酸の様な、キリっとした炭酸にはならない気がします。(僕の使い方が変だったら申し訳ないです。)
そのため、もし炭酸水メーカーの購入を考えている方は、比較をして、なるべく最新のものを使った方が良いと思います。炭酸の注入は自動で、ガスシリンダーのコスパが良いものを選んでください。
また、水以外にも炭酸ガスの注入が出来るものと、そうでないものがあるので、その部分を重要視する人は、忘れずに確認してくださいね。
コスパも良いし、飲みたい時に炭酸が作れるのは確かに便利なんですけど、至高の一杯を作る際には、『少し物足りなさがある』といった、私のわがままでした。
ウイスキーハイボールの楽しみ方
食事とのペアリング
ハイボールは様々な料理と組み合わせることができます。プロは、ウイスキーの特徴を生かし、食事の風味を引き立てるペアリングを提案します。例えば、スモーキーなウイスキーのハイボールは、肉料理と特によく合います。
肉料理に合うハイボールと言えば、サントリーの角と唐揚げ、これは公式がCMとかでも宣伝していますよね。
個人的におススメなのが、上記でもご紹介したタリスカーというウイスキーをハイボールにして、その上からブラックペッパーを振りかけたスパイシーハイボールなるものが、肉そのものを食べる時に最高です。
特にBBQの時なんかに、これがあったら最高ですね。
季節に合わせたハイボールの楽しみ方
季節に合わせてウイスキーを変えることで、一年を通してその楽しみ方を広げることができます。夏には爽やかなハイボール、冬にはピートが効いたずっしりとするハイボールなど、季節ごとに合わせたハイボールを試してみましょう。
夏のビアガーデンでハイネケンをがぶがぶ飲みたくなる気持ち分かりませんか?僕だけかもしれませんが、あれが好きで会社のビアガーデン良く行ってました・・・。
ハイボールのカクテルバリエーション
ハイボールは、そのシンプルさから様々なカクテルのベースとしても使用できます。ウイスキーをベースにしたカクテルは多岐にわたり、それぞれ異なる味わいと楽しみ方があります。
本記事でウイスキーベースのカクテルについては、ご紹介しません。後ほど、別記事でご紹介させていただきますね。
まとめ
ハイボール一つに絞ってもやはりウイスキーの種類が多すぎるため、一つの記事では語りきれません。そのため、全体的な記事数が固まってきたら、地方や属性で絞ったハイボールに適したウイスキーをご紹介させてください。
まずは万人受けしやすく、購入しやすそうな物を優先的に選定させていただきました。
ハイボールは私が一番ウイスキーを飲んでいる飲み方ですので、読者の方がより一層楽しめる様な記事構成にしたいと考えています。(一時期は割るのが面倒で、ずっとストレートの時期もありましたが・・・)
是非、当記事を参考にして、ハイボールを楽しんでいただければ幸いです。
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